家庭用3Dプリンターが安価で解像度が高くなったという事もあり,
今回個人で3Dプリンターを購入し、自身で制作したスカルプトモデルを出力する事にしました。
使用機種:ELEGOO SATURN2
購入のきっかけは個人レベルで一昔前の高価な光造形レベルの出力を可能としているのを知った為です。
特に解像度(ディテールの細かさ)はついにここまで来たかと言った感じです。
※2024/5/13の時点ではより高解像度の後継機が出ております。
さて、出力するにはモデルが必要になりますのでネットでダウンロードしたモデルは使用せず新たにモデルを作成する事にしました。
アプリケーションはZbrushでスカルプトを行っていきます。
まずは2Dでデザインを簡単に作画した後、早速スカルプトを行いました。
コンセプトはZbrushで制作しやすいクリーチャーです(適当に作ってもそれらしい形になります。
クリーチャーがスカルプトしたかったので筆が動くままデザインしました。
大雑把に身体を制作する為、粘土の塊こねるように固まりから作成しその後手足を生やして行きます。
ある程度身体が作成出来たら細かい筋肉のキレやウロコ等細かい情報量を増やして行きます。
今回は人型で筋肉が発達している為、筋肉フェチの私としては楽しく造形できたと思っております。
初めは上半身のみで制作を完了と考えておりましたが、後に全身を作成しました。
これでZbrushの工程は終了になります。
まずは大雑把に造形します
ある程度出来たら今度はポージングを行っております
そして細かいディテール作成を行い情報量の付加を行っていきました
上半身で完成予定でしたが全身を作成しました。
下半身のデザインは無いため、スカルプトしながらデザインになります。
続いてはChitiBoxという付属のスライサーソフトを使い原型データを3D出力データに変換していきます。
こちらでサポート材を自動で生成し、後は任意で気になる箇所にサポート材を追加していきます。
サポート材をつける理由は出力の際、脱落を防止する為です。
今回成功するまで何回か脱落し失敗しておりますが、原因はサポート材の量か気温の低さか。理由は幾つかありそうです。
その事もあってサポート材はかなり多めに設定しております。コツはケチらない事でした。
また、材料(レジン)の使用を抑える目的で中身は空洞の設定を行っている部品もあります。
そして数時間かけて出力が出来ました。
出力が出来たらサポート材を取り、UVライトでレジンを固めていきます。
(出力が完了していても材質は粘り気があり、2次硬化して完全に固めます。)
UVライトは100均で購入した物をしようしております。
サポート材を外し二次硬化し一旦完成です。
全身の方は分割して出力しております、
これらを組み合わせて完成です。かなりずっしりしており満足です!
上半身のモデルはシタデルという筆塗に特化した塗料を用いて塗に挑戦しております。
初めての試みでここまで行けたのは合格点としておきます!
シタデルカラーにて着色。基本的にはドライブラシにて塗り重ねた形になります。
いつかフィギュアのイベント等で出店する事を目標としております。
次回機会がありましたらペイント編をお送り出来たらと思っております。
最後まで観覧頂きありがとうございました。
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